上野 里華の写真
  • 文学部哲学科

上野 里華 UENO Rika

助教

自己紹介

17世紀ドイツの哲学者、G. W. ライプニッツを研究しています。

彼の主要な著作を含めた大半のテクストはラテン語かフランス語、つまりは当時の学問語、国際語で書かれています。しかしながら、そのような背景をもつからこそ、特にドイツ語で書かれた彼のテクストには、後世で実現してゆく「学問語としてのドイツ語」へと向かう思想を読み取れると考え、研究を進めています。同時に、彼の自然言語研究には、哲学的な言語使用の問題と接続させて考察する余地があるとも見ています。

ちなみに、ライプニッツの遺稿および書簡は膨大な量で、8部門に分かれての国家的編纂事業が現在も進行中です。全集として完成するまでにはまだ数十年かかるそうですが、一次文献の整備とともに新たな解釈や展開の可能性があると思うと、今後が楽しみな研究対象だと言えます。

ライプニッツ以外では、広く認識論や言語思想などにも関心を寄せています。

論文など

researchmapをご覧ください。

趣味

飽きっぽいのであまり趣味と呼べるものはないのですが、飲食店でのアルバイトを長年していたこともあり、料理は好きです。

一覧にもどる